たまりば

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2013年03月06日

常識の罠

常識…まあ、いろいろな解釈はあるでしょうが
現代日本でこの言葉を解釈すると
「みんなが知っていて当然のように思っていること」
こんな感じでしょうか。

言いかえれば「共通認識」と言えるかもしれません。

でも共通認識、常識って何なのでしょうか。


例えば東京の人が関西に言ってエスカレーターの左側に立っていたら
「非常識なやっちゃ」と怒られたという話を聞きます。
逆に開催の人が東京に来た時も同じでしょう。
(関西の人は右に立ちますからね)

どちらも相手を常識がない、非常識だと非難します。
でもそれは単にその地域での暗黙の約束事を知らなかっただけ。

「常識」という言葉が「暗黙の約束事」に箔をつけます。
単にその地域だけの約束事なのに
それが全世界共通の、
人間として知っていて当たり前、のことのようになってしまい
知らない人を非難する武器となります。


居酒屋で、カフェで、漏れ聞こえる話の中で
よく耳にします。
「ほんとあの人って常識ないよね」
「あんな非常識な奴、見たことない」

Aさんの常識はBさんの非常識
そしてBさんの常識はCさんの非常識。

お互いそういう風に思っていたら
カリカリする心も少しは和らぐかも…しれません。

実際、私の担当する講座やセミナーで
お互いの「常識」の違いを実体験してもらうワークをすると
一人一人が他の人に対してとても優しくなります。
人間関係のストレスが、
ちょっとした思い込みをはずすことで楽になることがあります。



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    Posted by サンカント吉田  at 22:00 │Comments(0)コミュニケーション

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